診療のご案内
内視鏡外来
当院では内視鏡の設備を整えておりますので、院内で内視鏡の検査が可能となっております。
① 胃カメラ検査
食道、胃、十二指腸の病気を見つけます。鼻から入れる苦痛の少ない内視鏡です。胃癌の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌を徹底しております。
② 大腸カメラ検査
大腸や肛門の病気を見つけます。便潜血陽性であれば、大腸や肛門に出血性病変があることを示唆するので大腸カメラの適応になります。
ポリープがあれば、その日に切除し、日帰りが可能です。ポリープが大きすぎる場合や多数ある場合、がんが疑われる場合は専門病院に紹介しております。
内視鏡検査で発見できる主な病気
胃酸が食道まで逆流しやけどをしてしまった状態です。胸焼け、ゲップ、咳があります。横になると増悪します。胃カメラでは食道下端の粘膜が白くなり、一部に赤い裂け目を認めます。胃酸の分泌を抑える薬を飲みます。
喫煙、飲酒が原因です。胸がつっかえた感じ、しみる感じがあります。食道の真ん中辺りに癌を認めることが多いです。癌が表層に留まる場合は内視鏡で切除できますが、深部に達すると外科的手術が必要です。
① 片側性、② 眼の奥やその周囲および側頭部、③ 極めて重度の頭痛で(内服なしでは動くこともできない)、④ 結膜充血、流涙、鼻水、顔の発汗、眼の周囲のむくみを伴います。⑤ 夜間、睡眠中に起こりやすく、持続時間は15分〜3時間です。⑥ 2日に1回〜1日に8回の頻度で起こり、通常2週間〜3ヶ月間群発します。
20〜40歳代の男性に多く発症し、飲酒、喫煙で誘発されやすいです。
治療法には痛みをすぐに止める注射薬と酸素吸入があります。生活に支障をきたす場合は、予防薬を処方しております。
ピロリ菌、鎮痛薬、胃酸過多が原因です。胃カメラでは様々な所見を認めますが、当院では京都分類に基づき診断し、胃癌リスクを点数化しております。
ピロリ菌、鎮痛薬、胃酸過多が原因で、みぞおちの痛みを生じます。胃カメラでは胃に深くえぐられた粘膜欠損を認めます。胃酸の分泌を抑える薬で治療します。
ピロリ菌が原因である場合がほとんどです。無症状のことが多く、進行するとみぞおちの痛みを生じます。
胃カメラ、血液検査で診断します。癌が表層に留まる場合は内視鏡で切除できますが、深部に達すると外科的手術が必要です。当院ではピロリ菌の除菌を徹底し胃癌の発症を予防します。
ピロリ菌、鎮痛薬、胃酸過多が原因で、みぞおちの痛みを生じます。胃カメラでは十二指腸に深くえぐられた粘膜欠損を認めます。胃酸の分泌を抑える薬で治療します。
憩室とは内腔粘膜の一部が外側に飛び出たもので、慢性便秘で腸管内圧が高くなったり、加齢により粘膜がもろくなったりすることが原因です。
憩室炎は大腸にできた憩室に便がつまり細菌が繁殖することで発症します。腹痛、発熱、血便がでます。
大体は抗生剤点滴で治癒しますが、重症化すると腸に穴が開き腹膜炎になるため手術が必要です。血液検査、エコー、大腸カメラで診断します。
大腸ポリープとは大腸の内腔粘膜の一部が隆起しているものです。ほとんどが無症状で、健診時に便潜血陽性を指摘され大腸カメラで診断されます。
放っておくと大腸癌に進行することがあるため、径が5mm以上であれば切除の適応です。当院では、その日に切除し日帰りが可能です。
下痢、便秘、腹痛、お腹のはりなどの症状が長期かつ頻繁にあるにも関わらず、消化管に病変がないものをいいます。
ストレスが原因と言われており、① 下痢型、② 便秘型、③ それらを交互に繰り返す混合型の3つに分かれ、それぞれに合った薬で治療します。大腸カメラ、血液検査で診断します。